イケメン部 〜第1巻〜
其ノ參
西条と澪和が落ち合ったのは、部室の近くにある図書室の前だった。
西条は、やっと見つけたというように、猛ダッシュで澪和に駆け寄る。
「海空っ!どこにいたんだ?」
一瞬ビクッとなる澪和。
「え、えと、花壇の方に…」
「花壇……御影、そこにいるのか!?」
西条が両目を大きく開く。
「も、もう今はいませんっ。…帰ってしまいました」
澪和は目をそらし、御影から貰ったペットボトルをきつく抱き締める。
「あんちくしょー!!逃げやがって!」
西条は悔しそうに拳を握ったあと、澪和が持っているペットボトルに気が付いた。
西条は、やっと見つけたというように、猛ダッシュで澪和に駆け寄る。
「海空っ!どこにいたんだ?」
一瞬ビクッとなる澪和。
「え、えと、花壇の方に…」
「花壇……御影、そこにいるのか!?」
西条が両目を大きく開く。
「も、もう今はいませんっ。…帰ってしまいました」
澪和は目をそらし、御影から貰ったペットボトルをきつく抱き締める。
「あんちくしょー!!逃げやがって!」
西条は悔しそうに拳を握ったあと、澪和が持っているペットボトルに気が付いた。