イケメン部 〜第1巻〜
「もう大体他の部活の3年生は引退しだしている頃だろう。伝統部は皆の選考している部門が違うから、引退の時期がバラバラなんだ。…楠見先輩はその時期が早かったんだな」
「…そういうことだったんですか」
仲良くなってすぐ、部長が復活してすぐ。
もう2人の先輩たちと一緒にいれる時間は短いのだと、澪和は改めて実感した時に鳥肌が立った。
その様子を見て御影は何を勘違いしたのか、自分が持ってきたタオルを澪和の腕に被せてきた。
「え…?」
思わず声が漏れる。
「寒いんだろう?冷房で冷えたのか」
「え、えっと…」
「遠慮しなくてもいい。…そのタオル、お前にやる」
御影は自分が勘違いしている事に気付かないまま、少し顔を赤らめ澪和に言った。
「…そういうことだったんですか」
仲良くなってすぐ、部長が復活してすぐ。
もう2人の先輩たちと一緒にいれる時間は短いのだと、澪和は改めて実感した時に鳥肌が立った。
その様子を見て御影は何を勘違いしたのか、自分が持ってきたタオルを澪和の腕に被せてきた。
「え…?」
思わず声が漏れる。
「寒いんだろう?冷房で冷えたのか」
「え、えっと…」
「遠慮しなくてもいい。…そのタオル、お前にやる」
御影は自分が勘違いしている事に気付かないまま、少し顔を赤らめ澪和に言った。