イケメン部 〜第1巻〜
「タオル、もらってもいいんですか…?」



澪和は自分の腕にかけられた、青い無地のタオルに目を移す。


御影はコクリと頷き、恥ずかしそうにして部屋の奥へと入っていった。





澪和は3年生がもう少しで抜けてしまう悲しみに震えながらも、落ち着くように、と、御影から貰ったタオルをしっかりと握りしめた。


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