イケメン部 〜第1巻〜
佐々木と西条の声が被り、後を追おうとする佐々木を遮るかのように手を伸ばして西条がダッシュで部室を出ていった。



部室に残されたあとの部員の空気も重い。
御影は目を伏して極力話に加わらないようにした。


城津と桐神は目を合わせ、静かに椅子に腰を下ろした。


楠見はと言うと、柄にもなくガックリと頭を下げ、なにか反省しているようだった。







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