SWEET†BOYS
Date 1
あたしたち
窓を開けると、心地よい風が入ってきた。
朝の日差しが眩しいくらい。
あたしは、ぐぐーっと伸びをしてベッドが降りた。
水嶋 柚姫 16歳
今日も元気に登校します!
「いってきますっ」
あたしはできるだけ大きな声をだして、お母さんに聞こえるように言った。
「行ってらっしゃーい!」
奥から聞こえてくるお母さんの声。
その声に安心して、家を出た。
私立西野宮学園は、あたしの家から一番近い学校。
高い学費にも関わらず、行かせてくれるお父さんとお母さんに感謝、感謝ですっ!