オレの隣で恋を知って
「ちぃちゃん!いいよ、上がりな〜!浅倉くん来てるし、こっち人足りてるから」
ももちゃんが言う。
気、使ってくれてるのかな、。
『ももちゃんは?久遠くんと回らないの?』
「時間で待ち合わせしてるから大丈夫っ」
ニコッと微笑んで行きな、と手を振る。
『ありがとももちゃん。だいすき』
「はいはい〜〜」
ほんと恵まれてるね、私。
『ユウ、行こっか』
「おう」
恋人同士で回るのって、ドキドキだね。
てか、普段より増してカッコ良く見えるのは気のせいだろうか。
『ユウ、タキシード似合ってる』
「ありがと」
ほんと、似合ってるよ。
周りの女子、スゴイ輝いた目でユウ見てる。
残念、ユウは私のだーりんですので〜。
心の中で周りとバトル中。
毎日こんなだったら大変だよホント。