オレの隣で恋を知って

「目、閉じて」



『?うん』



すると、首元にひんやりとしたものが。


「開けていいよ」



『…。ユウ、これ』



「メリークリスマス」


ハード型のネックレスが私の首に。


「今年は、ユウサンタじゃなくて、俺からのプレゼントです」


『っ、うん!ありがとう。大事にするね』


恋人ってこんなに素敵なものなんだね。



抱き合って、それからキスをした。


「ちぃ、好きだよ。これからも隣を頼みます」


『私もユウ大好き。こちらこそだよ。』


『でも、ユウサンタが今年は見られないの、残念だな〜』


「これから先も、もうありません」



ステキなイルミネーションの灯りが私たちを包み込んだ。ーーーーーーーー

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