オレの隣で恋を知って
焦りとモヤモヤ
「ちぃ」
あ、ユウ帰って来た。
『おかえり〜』
「カルピスどうぞ」
『どうもありがとう』
「ちぃは海入らないの?」
『ユウのこと待ってたんだよ』
海見ながら会話してると、
陽太くんがこっちを見て手を振っている。
『陽太くん手振ってる、かわいい』
手を振り返そうとしたらユウの手で押さえられた。
WHAT??
「返さなくていいから」
『なんで?』
「独占欲」
『なんのですか』
独占欲。
あぁ。はーげんだっつとおなじやつだね。
『ユウ、手振るのはユウだけにするね』
「…小悪魔。」
『天使の方がいい〜』