ペンダント~夢からわかる過去の真実~






__目が覚めると隣には弥生先生がいなくて、変わりに朝になっていた。


「おはよう、___ちゃん」


振り向くと弥生先生がいた。


私が寝ていた布団の隣には私の荷物がまとめられている。


そして弥生先生は私が昨日着ていた服を畳んでいるところだった。


「おはよう先生。なにしてるの?」


「___ちゃんの荷物をまとめてたの。もうきょうで終わりだからね」


(....終わり?終わりって....なに?)


そう声に出そうとしたけれど、弥生先生のどこか悲しげな顔を見たら、なにもいえなくなってしまった。


「えっと....せ、先生?」


聞きたいことはいっぱいある。だけど、言葉に出せない。


言ってしまったらなにかが壊れてしまうような気がするから。
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