ペンダント~夢からわかる過去の真実~






なにも言わない私に弥生先生は震える声で言った。


「___ちゃん。元気でね」


(元気でね?元気でねってなに....!?)


「ちょ、ちょっとまってよ!」


自分の意思とは関係なしに声が出た。


一度言葉を発してしまった私はもう止まることができない。


「『元気でね』ってなに!?どういうこと?私、どこかへ行っちゃうの....?」


自分で言ったくせにハッとした。

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