ペンダント~夢からわかる過去の真実~
__「ごめんね待たせちゃって。さ、帰りましょうか」
あれから1時間、女性が戻ってきた。
とくに遅いと感じることもなかった。
私の手を取り、家に向かって歩き出す。
私の歩幅に合わせてゆっくりゆっくり歩いてくれている女性に私は聞いてみた。
「ねぇ、さっきなんのはなしをしてたんですか?」
私が話しかけると、女性は優しく笑ってくれた。
「敬語なんて使わなくていいわよ。きょうから私があなたのお母さんなんだから」
「お母さん....?」