ペンダント~夢からわかる過去の真実~






気付いたら私の目からはポロポロと涙が流れていた。



「今まで隠しててごめんなさい。でも、これは、本当のことだから....」



「ううん。教えてくれてありがとう。お母さん」



そう言うとお母さんはびっくりしていた。



「こんな事実を知っちゃってもまだ私のことを お母さん って呼んでくれるの....?」



「もちろん!私の本当の家族は違うかもしれないけど、私の記憶の中では、育ててくれたのはお母さんただ一人だよ」



そう言うとお母さんは涙をポロポロと流した。



「ありがとう。花乃に出会えてよかった」



そう言ってお母さんは私を抱き締めてくれた。



私の首もとのペンダントが揺れた__。
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