ペンダント~夢からわかる過去の真実~
『タス..』
ん?なに?
いまなにかの声が聞こえてこなかった?
そう思ったけど、聞く相手がいない。
気のせいだろうと思ってお弁当を食べ始めようとした。
『タスケ....テ....』
!?
やっぱりなにか聞こえる!
周りに目を向けてみても、周りの人たちはいたって普通にしてたから、私にしかこの声は聞こえていないようだ。
私はお弁当を食べるのをやめ、どこからか聞こえてくるものに耳を傾けていた。
『タスケ..テ。タスケタ』
助けて?
どこからか聞こえてくるのは『助けて』という声だった。