ペンダント~夢からわかる過去の真実~






__やってきたのは、前に莉夢と仲直りした空き教室。


なんとなく人に聞かれるのがいやだから、人気のないところを選んだ。


「それではなしって?」


教室のドアを閉めたところで星野先生は聞いてきた。


私は星野先生と向き合い、はなしはじめた。



「先生。このペンダントはいつからありますか?」



「いつからって...16年前」


私の突然の質問にも答えてくれた。


16年前ってことは私が生まれたときだ。

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