ペンダント~夢からわかる過去の真実~
なぜだろうと考えているとノック音がした。
「花乃。入るわよ」
そう言って入ってきたのはお母さんだった。
「お母さんなに?どうしたの?」
そう聞くとお母さんは呆れ顔になった。
「どうしたのじゃないでしょ。あんたきのう帰ってきてからずっと放心状態だったじゃない。ご飯も食べなかったし。なにか学校でいやなことでもあったの?」
そうだったんだ。
記憶がなかったのは放心状態だったからなんだ。
なるほどなるほど。