Another 姫☆組 (姫シリーズVol.3) 【完】
「サプラ~イズ」

そして、パンッパンッとクラッカーのはじける音が響き、店内の灯りがついた

そう、今日は咲の誕生日だったのだ

驚きと感激で、咲の目は今にも決壊寸前…

「咲、泣くと化粧落ちるぞ」と大吾が大きな箱を持って、咲の前にやってきた

咲は必死に涙を堪えようとするが、無駄な努力に終わり、大粒の涙が頬をつたう

「とりあえず、これに着替えてこい」

大吾は抱えていた箱を咲に手渡した

「あたしが手伝うわ~咲ちゃんこっちよ~」

と咲は訳の分からないままキャサリンに手を引かれ別室に消えていった

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