Another 姫☆組 (姫シリーズVol.3) 【完】
「お待たせ~」
戻ってきたりんは、Tシャツにジャージ姿でニコニコしながらガクの隣に座った
「・・・・・」
「・・・・・」
りんはニコニコとガクを見つめたまま
ガクはりんをジーっと見つめたまましばらく時間が過ぎていった
「・・・お前、投球練習はいいのかよ?」
「え? あ~ なんか、その練習相手になってくれるっていう選手が私用で来れなくなっちゃって、今から山崎さんと練習するとこ」
「私用って・・ そんなんでいいのか?」
「なんかね~ 私のファンだって言ってくれてる人なんだよ~ 姫★組にサインしてって言われてたんだけどな~」
「・・・・・・」
「でも、仕方ないよね~ 一生のうちにそう何度もあることじゃないもん」
「・・・・・は?」
「なんかね、奥さんが産気づいたらしいの 試合までに生まれるかわからないけど、なるべく側にいたいんだって~ 奥さんも幸せ者だよね~」
「・・・・・・」
「ね~ ガクもそう思うよね? ね~男かな~ 女かな~」
りんは一人で盛り上がっているが、その横でガクは盛大なため息をついたのだった
そこに鳴り響く、携帯音
「・・ん? ガクのじゃない?」
「あ・・あぁ・・ はい・・」
りんに促され、ガクはポケットから携帯を取り出し、通話ボタンを押した
「ヤベッ!!!」
その瞬間、ガクが思いっきり椅子から立ち上がったのだ
戻ってきたりんは、Tシャツにジャージ姿でニコニコしながらガクの隣に座った
「・・・・・」
「・・・・・」
りんはニコニコとガクを見つめたまま
ガクはりんをジーっと見つめたまましばらく時間が過ぎていった
「・・・お前、投球練習はいいのかよ?」
「え? あ~ なんか、その練習相手になってくれるっていう選手が私用で来れなくなっちゃって、今から山崎さんと練習するとこ」
「私用って・・ そんなんでいいのか?」
「なんかね~ 私のファンだって言ってくれてる人なんだよ~ 姫★組にサインしてって言われてたんだけどな~」
「・・・・・・」
「でも、仕方ないよね~ 一生のうちにそう何度もあることじゃないもん」
「・・・・・は?」
「なんかね、奥さんが産気づいたらしいの 試合までに生まれるかわからないけど、なるべく側にいたいんだって~ 奥さんも幸せ者だよね~」
「・・・・・・」
「ね~ ガクもそう思うよね? ね~男かな~ 女かな~」
りんは一人で盛り上がっているが、その横でガクは盛大なため息をついたのだった
そこに鳴り響く、携帯音
「・・ん? ガクのじゃない?」
「あ・・あぁ・・ はい・・」
りんに促され、ガクはポケットから携帯を取り出し、通話ボタンを押した
「ヤベッ!!!」
その瞬間、ガクが思いっきり椅子から立ち上がったのだ