Another 姫☆組 (姫シリーズVol.3) 【完】
「ガクさんはずーっと姫ちゃんと一緒に育ってきたから、ああ見えて、りんちゃんの方がガクさんの手の中で転がってるかんじじゃない?」
意外にも鋭い咲の洞察力に驚く大吾
「姫ちゃんの女王様っぷりはりんちゃんの数倍上をいってるでしょ? だから、本当にすごいのは日向さんだよ?」
「だよな~ 日向さんって、器でけ~って思うし・・・」
「この前のカキ氷の話し聞いた?」
と咲は大吾の顔を覗き込んだ
「カキ氷?」
「あのね・・・・」
咲は笑いながら話し始めた・・
姫ちゃんの家って、夏になると家族で避暑地に行くのが恒例だったんだって・・
でも、那須とか軽井沢とかじゃなくって、毎年行くのはアラスカ
なんか、そこってどうなのって感じなんだけどさ~
**********
「姫花~ 今夜近所でお祭りあるらしいけど、行く?」
と日向
「お祭りって、あの“わっしょい、わっしょい”ってやつ?」
「ん~ 俺もよくわかんないんだけど・・」
外国育ちの日向にとって、お祭りといえば、カーニバル的なものしか連想されてこない
「私、お祭りとかって行ったことないの・・ 親に連れて行ってもらったことないしさ、学校の友達も近所にはいなかったから・・・」
と姫花
「御両親が連れて行ってくれなかったのは、連れて行けなかったんじゃないかな? ただでさえ、人が集まるのに、有名人のふたりが現れたら大騒ぎになるだろ?」
と日向は姫花の隣に座って、姫花を肩に抱き寄せた
意外にも鋭い咲の洞察力に驚く大吾
「姫ちゃんの女王様っぷりはりんちゃんの数倍上をいってるでしょ? だから、本当にすごいのは日向さんだよ?」
「だよな~ 日向さんって、器でけ~って思うし・・・」
「この前のカキ氷の話し聞いた?」
と咲は大吾の顔を覗き込んだ
「カキ氷?」
「あのね・・・・」
咲は笑いながら話し始めた・・
姫ちゃんの家って、夏になると家族で避暑地に行くのが恒例だったんだって・・
でも、那須とか軽井沢とかじゃなくって、毎年行くのはアラスカ
なんか、そこってどうなのって感じなんだけどさ~
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「姫花~ 今夜近所でお祭りあるらしいけど、行く?」
と日向
「お祭りって、あの“わっしょい、わっしょい”ってやつ?」
「ん~ 俺もよくわかんないんだけど・・」
外国育ちの日向にとって、お祭りといえば、カーニバル的なものしか連想されてこない
「私、お祭りとかって行ったことないの・・ 親に連れて行ってもらったことないしさ、学校の友達も近所にはいなかったから・・・」
と姫花
「御両親が連れて行ってくれなかったのは、連れて行けなかったんじゃないかな? ただでさえ、人が集まるのに、有名人のふたりが現れたら大騒ぎになるだろ?」
と日向は姫花の隣に座って、姫花を肩に抱き寄せた