Another 姫☆組 (姫シリーズVol.3) 【完】
アホくさい… とその場を通りすぎようとしたら、「姫~」とその芸能人が手を挙げた

ふと見ると、その先には彼女がいた

さっき姫と叫んだ人が、人垣を抜け、彼女に近寄り、彼女の荷物を持った

『キャ~ジュン様~』

その男の行動に、ざわめく周囲

「姫花! 潤也! 早くしろ!」
校門のわきに止めてあった車の横で叫ぶもう一人のイケメン

「がっくーん… 今行く~」と彼女の鞄を小脇に抱え、彼女の手を引き、人垣をかき分け、三人は黒のBMに乗って去っていった

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