Another 姫☆組 (姫シリーズVol.3) 【完】
携帯を覗くと、潤也からだった
『少しは残しとけよ!!』
ふ~ん・・ 賢次と潤也、現場一緒なんだ・・・
「なんか、潤也も来るらしいよ?」ともう食べ終わったのか、箸を持ったまま空を見ている姫花に話しかける
「・・・あと10分で昼休みも終わるんだけどねぇ~」と姫花は笑った
「明日も弁当作ってやれば?」と大吾はペットボトルのお茶を手にとった
姫花は、空になった弁当箱を片付けながら、「そうだね~」なんて暢気に答えている
そんな時だった・・背中からなにやら聞こえてきたのは・・
そう・・
俺のかわいいハニーちゃん
藤田咲との出会いだった
その時は、姫花のおせっかいにつき合わされるのか~ぐらいにしか思わなかったんだけど、キャサリンのゴットハンドで、垢抜けた咲
姫花の雰囲気に後押しされるように、どんどん自信をつけているのが手に取るようにわかった
そして、最初は姫花の輝く光で咲も輝いていたんだろうけど、気づいたら、自ら輝くようになっていたんだ
姫花やりんと一緒にいるようになって、いい刺激を受けたようで、咲は内面も変わっていったんだ・・
~:~:~:~:~:
「お~い?」
「大ちゃ~ん? 起きてますかぁ?」
俺の頭をペシペシ叩くヤツ・・
「目ぇ開けたまま寝れるかっつうの!?」と大吾は姫花の手を掴んで、叩いている手を止めた
「だって、さっきから箸とまったまま、ボーっとしちゃってさ~」と姫花
そう、あの日以来の姫花と二人での昼飯 それも、姫花の弁当 そんであの場所・・
俺と咲の場所・・
始まりの場所・・
短編集9 <完> 2008.10.30
『少しは残しとけよ!!』
ふ~ん・・ 賢次と潤也、現場一緒なんだ・・・
「なんか、潤也も来るらしいよ?」ともう食べ終わったのか、箸を持ったまま空を見ている姫花に話しかける
「・・・あと10分で昼休みも終わるんだけどねぇ~」と姫花は笑った
「明日も弁当作ってやれば?」と大吾はペットボトルのお茶を手にとった
姫花は、空になった弁当箱を片付けながら、「そうだね~」なんて暢気に答えている
そんな時だった・・背中からなにやら聞こえてきたのは・・
そう・・
俺のかわいいハニーちゃん
藤田咲との出会いだった
その時は、姫花のおせっかいにつき合わされるのか~ぐらいにしか思わなかったんだけど、キャサリンのゴットハンドで、垢抜けた咲
姫花の雰囲気に後押しされるように、どんどん自信をつけているのが手に取るようにわかった
そして、最初は姫花の輝く光で咲も輝いていたんだろうけど、気づいたら、自ら輝くようになっていたんだ
姫花やりんと一緒にいるようになって、いい刺激を受けたようで、咲は内面も変わっていったんだ・・
~:~:~:~:~:
「お~い?」
「大ちゃ~ん? 起きてますかぁ?」
俺の頭をペシペシ叩くヤツ・・
「目ぇ開けたまま寝れるかっつうの!?」と大吾は姫花の手を掴んで、叩いている手を止めた
「だって、さっきから箸とまったまま、ボーっとしちゃってさ~」と姫花
そう、あの日以来の姫花と二人での昼飯 それも、姫花の弁当 そんであの場所・・
俺と咲の場所・・
始まりの場所・・
短編集9 <完> 2008.10.30