Another 姫☆組 (姫シリーズVol.3) 【完】
11) 誤算って? なんの事?
「咲って、すっげ~かわいいよね 本当に彼氏いないわけ?」
「え? いっ・・いません・・・」
「マジ~ じゃあ、俺、立候補しよっと!」
「え?」
大吾と出会うちょっと前のお話
~:~:~:~:~:
身長も、体重も、顔のつくりも並の私・・
若かりし頃、羽のついた扇子を振り回し、お立ち台で踊っていたという母と、それを見て恋に落ちた元黒服の父
私の両親は今でも派手・・・
そんな両親を見て育った私の性格は、よく言えば控えめ・・悪く言えば・・地味?
いつもと変わらぬ藤田家の朝・・・
「咲~おはよ~ いつも早いわね~」
頭にタオルを巻き、バスローブ姿で母がキッチンに登場
「あ、ママ おはよう」
私の笑顔を見て、ママは「今日もかわいい~」とハグをしてくる
「おはよう お姫様」
パパも起きて来て、私の頭にキスをする
そして、私の背後でママとはあつーいキス・・
娘の前で吐息がもれちゃうキスってどーなのよ・・
でもね・・コレ・・毎日の光景・・・
私は、そんな二人を視界に入れることなく、空になったお皿とカップを洗っていた
「咲・・ 仮にも、高校生なのに、なんで、そんなにスカート長いわけ?」
あ~ また、ママのチェックが入った・・
「え? いっ・・いません・・・」
「マジ~ じゃあ、俺、立候補しよっと!」
「え?」
大吾と出会うちょっと前のお話
~:~:~:~:~:
身長も、体重も、顔のつくりも並の私・・
若かりし頃、羽のついた扇子を振り回し、お立ち台で踊っていたという母と、それを見て恋に落ちた元黒服の父
私の両親は今でも派手・・・
そんな両親を見て育った私の性格は、よく言えば控えめ・・悪く言えば・・地味?
いつもと変わらぬ藤田家の朝・・・
「咲~おはよ~ いつも早いわね~」
頭にタオルを巻き、バスローブ姿で母がキッチンに登場
「あ、ママ おはよう」
私の笑顔を見て、ママは「今日もかわいい~」とハグをしてくる
「おはよう お姫様」
パパも起きて来て、私の頭にキスをする
そして、私の背後でママとはあつーいキス・・
娘の前で吐息がもれちゃうキスってどーなのよ・・
でもね・・コレ・・毎日の光景・・・
私は、そんな二人を視界に入れることなく、空になったお皿とカップを洗っていた
「咲・・ 仮にも、高校生なのに、なんで、そんなにスカート長いわけ?」
あ~ また、ママのチェックが入った・・