Another 姫☆組 (姫シリーズVol.3) 【完】
「放課後、昇降口で! じゃ!」

そう言って、姫花はそそくさと姿を消した

そして迎えた放課後・・・

「なんか・・ ごめんね」下向きっぱなしの女

「別に・・・ 行くか?」

そして俺たちは歩き出した

そう、少し距離をとって

別に意図的にそうしただけじゃない

元々足のリーチが違うんだ

少し歩いて、思い出した俺

っていうか・・どこ行くんだ?

そう思って振り返った

かなり遠くにいる咲は俺に気づいて走り出した

ちょうど、横断歩道を散歩中の園児の集団が手を挙げて、引率の先生と渡っていたんだ

片側3斜線の広い道路 横断歩道は渡りきれなかった場合の待機箇所もあった

咲はその集団を追い越すことが出来ずにいた

そうこうしているうちに、信号は点滅しだして・・

一人の園児と咲が、待機箇所に取り残されたんだ

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