Another 姫☆組 (姫シリーズVol.3) 【完】
ちょっとショックだった・・

ヒナって、人気あったんだ・・

別に日向が浮気したわけでもないのに、ちょっとヤキモチを妬く自分に自己嫌悪

姫花は咲から渡された日向のページをカバンにしまった

その日の夜・・

♪♪ ♪♪ ♪♪

「はい・・」

「姫? 今大丈夫?」

日向からの電話だ

「うん 平気・・ 今お風呂でたとこ」姫花は髪をタオルでガシガシしつつベットに腰を下ろした

「そっか・・ 今日学校どうだった?」

電話口から聞こえる日向の心地よいトーン

「ん~ 久しぶりに一日いたよ たまにしか出来ないから、教室掃除して帰ってきた」

姫花は、カバンからだして、テーブルにおいた日向のページを手にした

「ハハッ 姫っぽーい 」

「そっちはどう?」

「大成功! 結構同年代の子も来てくれて嬉しかったな~」

「それってオンナノコ?」

「そうだよ? 何? どした?」

「・・・・・今回のツアーは凄くたのしみですよ・・」

「姫・・・・・?」

「・・・・・好きになった子がタイプです・・」

「・・・・・・」

「・・貴公子なんて・・俺だってそれなりにオンナノコと付き合ってきてますよ ・・」

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