Another 姫☆組 (姫シリーズVol.3) 【完】
「あ~ アレか~」
姫花がインタビューの日向の部分を読み上げているのに、気がついた日向
「日向・・超人気ものじゃん・・・」
「・・・・・・」
「アイドルじゃないのに、アイドル誌に見開き4Pのインタビューなんて・・」
「・・・・・姫花? どうした?」
「・・・・・・」無言の姫花
「もしかして、妬いてる?」ちょっとおちょくってやろうと企む日向
「・・・ちょっとね・・」姫花はボソッとつぶやいた
「マジ!! 」思いがけない姫花の返事に日向の声も大きくなる
「ウソ・・・」姫花の一言
「え・・・」一気に落ちる日向のテンション
「ちょっとじゃない・・ かなり妬いてる・・ 私の日向なのに~」と電話口で鼻をすする姫花
「・・・・・・」
「おーい・・日向~」なんの反応もない日向に不安になる姫花
「・・たまんねぇ!! くっそ~」
その直後に聞こえてくる日向の声
「大丈夫?」日向の変化についていけない姫花
「姫花が妬いてくれるなんて、夢みたいで、かなり嬉しい、今すぐ『ギュー』ってして『チュ~』ってしたい!!」
いつもの日向からは絶対にでない言葉に驚く姫花