Another 姫☆組 (姫シリーズVol.3) 【完】
「こんにちは」
琴乃が顔をあげると、そこに立っていたのは潤也
「・・・・・」
「戦う相手、完璧に間違えたよな」
「・・・・・」
「がっくんがさ~ 浮気とかありえねぇんだな~ 」
そう言って、潤也は琴乃の隣に座った
「・・なんで? なんでバレたの?」
「・・・バレたって? がっくんに?」
琴乃は頷いた
「バレてねぇよ? がっくんには・・・」
と潤也
「え?」
潤也の言葉に琴乃は顔を上げた
「誰に何を聞いたかしらねぇけど、がっくんは知らない 知ってるのは俺だけ」
と潤也は琴乃にニヤッと口角をあげて笑って見せた
「・・・・・」
「俺等、あそこの出版社と裁判おこしてさ、ゴタゴタしてんの あの時たまたま俺しかいなかっただけでさ、出版社がね“この写真出さないかわりに和解しろ”って言ってきたんだよね~ でも、あんなの載っても痛くもかゆくもねぇしさ~ 俺が動揺しねぇから出版社側も調べたんじゃねぇの・・ そしたら、なんてことはねぇただの撮影風景だったって話・・・ そこで、ちょっと調べさせてもらったんだよ・・ 君の事」
そう話す潤也の表情は冷たい
「・・・・・」
「君、もう少しいい男と付き合った方がいいんじゃない?」
そう言って潤也は琴乃の膝に封筒を乗せ、手をヒラヒラさせて屋上を後にしたのだった
琴乃が顔をあげると、そこに立っていたのは潤也
「・・・・・」
「戦う相手、完璧に間違えたよな」
「・・・・・」
「がっくんがさ~ 浮気とかありえねぇんだな~ 」
そう言って、潤也は琴乃の隣に座った
「・・なんで? なんでバレたの?」
「・・・バレたって? がっくんに?」
琴乃は頷いた
「バレてねぇよ? がっくんには・・・」
と潤也
「え?」
潤也の言葉に琴乃は顔を上げた
「誰に何を聞いたかしらねぇけど、がっくんは知らない 知ってるのは俺だけ」
と潤也は琴乃にニヤッと口角をあげて笑って見せた
「・・・・・」
「俺等、あそこの出版社と裁判おこしてさ、ゴタゴタしてんの あの時たまたま俺しかいなかっただけでさ、出版社がね“この写真出さないかわりに和解しろ”って言ってきたんだよね~ でも、あんなの載っても痛くもかゆくもねぇしさ~ 俺が動揺しねぇから出版社側も調べたんじゃねぇの・・ そしたら、なんてことはねぇただの撮影風景だったって話・・・ そこで、ちょっと調べさせてもらったんだよ・・ 君の事」
そう話す潤也の表情は冷たい
「・・・・・」
「君、もう少しいい男と付き合った方がいいんじゃない?」
そう言って潤也は琴乃の膝に封筒を乗せ、手をヒラヒラさせて屋上を後にしたのだった