御曹司と婚前同居、はじめます
一人で勝手にしんみりしていると、いきなり立ち上がった瑛真がリビングに置いてある白いチェストから一枚の紙を持ってきた。
「俺と新しい契約をしないか?」
目の前に広げられた婚姻届に息を呑んだ。
瑛真は椅子に座っている私のもとに跪いて目線を合わせる。
「俺には美和しかいない。結婚しよう」
真っ直ぐな想いに胸が震えた。心の底から溢れ出た涙が頬を流れる。
貰ってばかりで、いつも言葉足らずな私だけれど、今夜だけはきちんと伝えたい。
「ありがとう、瑛真。大好き」
瑛真が勢いよく立ち上がる。
「悪い。やっぱり待てそうにない」
「えっ」
手を引かれて立たされたかと思うと、噛み付くようなキスをされた。
こんなにまで私を求めてくれる瑛真が愛おしくてたまらない。
瑛真の熱い体温に自身の熱が溶けていく。
私だって、この温もりが欲しくてたまらなかったんだよ。
fin.
「俺と新しい契約をしないか?」
目の前に広げられた婚姻届に息を呑んだ。
瑛真は椅子に座っている私のもとに跪いて目線を合わせる。
「俺には美和しかいない。結婚しよう」
真っ直ぐな想いに胸が震えた。心の底から溢れ出た涙が頬を流れる。
貰ってばかりで、いつも言葉足らずな私だけれど、今夜だけはきちんと伝えたい。
「ありがとう、瑛真。大好き」
瑛真が勢いよく立ち上がる。
「悪い。やっぱり待てそうにない」
「えっ」
手を引かれて立たされたかと思うと、噛み付くようなキスをされた。
こんなにまで私を求めてくれる瑛真が愛おしくてたまらない。
瑛真の熱い体温に自身の熱が溶けていく。
私だって、この温もりが欲しくてたまらなかったんだよ。
fin.