視線の先には君がいた
3告白
「好きです」
そんな言葉が聞こえて、思わずドアの側に隠れてしまった。
部活動で遅くなり、外はもう夕暮れを過ぎている。
杏は忘れ物を取りに、教室まで来たのだ。
しかし、入れる雰囲気ではなかった。
「間島君のことが、好き。」
もう一度聞こえた。
誰だろう。
杏の言葉を代弁しているかのような、そんな告白だった。
(私もだよ。私も好き)
心の中でつぶやく。
何で好きになったのだろう。
消しゴムを拾ってくれたから?
隣に座っているから?
どれも違う気がした。
好き、に理由はない。
だた、好き。
今告白している女子も、間島を「好き」、なのだろう。
間島もそんな気持ちで彼女を「好き」、なのだろうか。
そんな言葉が聞こえて、思わずドアの側に隠れてしまった。
部活動で遅くなり、外はもう夕暮れを過ぎている。
杏は忘れ物を取りに、教室まで来たのだ。
しかし、入れる雰囲気ではなかった。
「間島君のことが、好き。」
もう一度聞こえた。
誰だろう。
杏の言葉を代弁しているかのような、そんな告白だった。
(私もだよ。私も好き)
心の中でつぶやく。
何で好きになったのだろう。
消しゴムを拾ってくれたから?
隣に座っているから?
どれも違う気がした。
好き、に理由はない。
だた、好き。
今告白している女子も、間島を「好き」、なのだろう。
間島もそんな気持ちで彼女を「好き」、なのだろうか。