追憶Snap*Shot








「翔悟ーっ。
この前載せてくれた動画みたよー!
すごいね、あれ!
どうやってるの??」




後日SNSにアップした3ヶ月記念の写真をスライドショーにした動画を見てくれた麻衣が駆け寄ってきた。


たまに転んだりするおっちょこちょいの麻衣が心配で手を差し伸べそうになったり。




「ふふーん、あれいいでしょ?
オレの今までの中で一番の自信作!」


「今までのも凄かったけど今回のは一番だね!」





手を叩いて喜んでくれる麻衣と帰る、放課後の帰り道。



高校3年の秋に告白が実り、もうすぐクリスマスがやってくる。




「次はー、クリスマス用に何か作ろーかな!」


「さっすが翔悟っ」





麻衣が隣にいる日々。


全てのイベントが楽しみで仕方無くて。


いや、毎日毎日が楽しくて楽しくて。



オレはいつしかこの人に将来ずっと支えられたら。


この人を支えてあげられたらと考えるようになっていた。





「じゃあクリスマスも張り切るか!」


「あたしも頑張ってオシャレしてくるねっ」




ツリーを見に行こう。

雪が降ったら寒いけど綺麗だろうね。

クリスマスプレゼントは楽しみにしてて。



そんな話をする度に、早く早くクリスマスがきてほしい。


出来ることなら来年だって、その次の年だって……


麻衣の隣で沢山のイベントを楽しみたい…────────


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