甘い甘い一晩を君と
直樹side
「ガシャーン」
リビングでスマホをいじっていると、台所から大きな音がした。台所では今、梓がコーヒーを入れてくれているはずだ。何かを割ってしまったのだろう。
怪我をしているかもと思ったらいてもたってもいられなくなった。
「どうした?」
急いで台所に向かい梓に声をかける。彼女は焦った顔をしていた。
床を見ると、割れてしまったマグカップが落ちている。
「ご、ごめん。手が滑って……」
バラバラになっているマグカップは俺の大事にしているものだ。
何度か注意したのに、うっかり食洗機で洗われた時は怒ってしまったりもした。
そのため、梓は俺に怒られると思ってびびっているようだ。
だが、今はそんなことはどうだっていい。梓が怪我してさえいなければ構わなかった。
リビングでスマホをいじっていると、台所から大きな音がした。台所では今、梓がコーヒーを入れてくれているはずだ。何かを割ってしまったのだろう。
怪我をしているかもと思ったらいてもたってもいられなくなった。
「どうした?」
急いで台所に向かい梓に声をかける。彼女は焦った顔をしていた。
床を見ると、割れてしまったマグカップが落ちている。
「ご、ごめん。手が滑って……」
バラバラになっているマグカップは俺の大事にしているものだ。
何度か注意したのに、うっかり食洗機で洗われた時は怒ってしまったりもした。
そのため、梓は俺に怒られると思ってびびっているようだ。
だが、今はそんなことはどうだっていい。梓が怪我してさえいなければ構わなかった。