私と彼と兄と
いやいや、こんなお高いもの…
ていうか!
なんで私にプレゼントしてんの!
……颯馬の買い物じゃないの…?
頭の中がゴチャゴチャだ。
わけも分からず突っ立っていると、紙袋を手に下げた兄が近付いてきた。
「なっ…、何してんの」
思わず出た言葉がこれ。
兄は「は?」と言ったような顔をして、さも当然のように、
「何って…買い物?」
サラッとそんな事を言うのだ。
理解ができない。
もしかして…
「わざわざこの時計を買うために私と出かけようとしたの?」
「あぁ」
あぁ!?
あぁってなに!?!?
彼女と別れてお金を持て余したから!?
それとも私が相川くんと別れたのを知って、慰めようと思って…?
ていうか!
なんで私にプレゼントしてんの!
……颯馬の買い物じゃないの…?
頭の中がゴチャゴチャだ。
わけも分からず突っ立っていると、紙袋を手に下げた兄が近付いてきた。
「なっ…、何してんの」
思わず出た言葉がこれ。
兄は「は?」と言ったような顔をして、さも当然のように、
「何って…買い物?」
サラッとそんな事を言うのだ。
理解ができない。
もしかして…
「わざわざこの時計を買うために私と出かけようとしたの?」
「あぁ」
あぁ!?
あぁってなに!?!?
彼女と別れてお金を持て余したから!?
それとも私が相川くんと別れたのを知って、慰めようと思って…?