私と彼と兄と
✿ 失恋
相川くんとまともに話す事ができなくなって、もう2日くらいが経った。
友達は私を励まそうとして、カラオケやらスイパラやらに誘ってくれるけど、やっぱり失恋って…
「初めての彼氏だったもんね」
マカロンを一口で頬張りながら、私の親友で唯一の理解者(…少なからず私はそう思ってる)である三条架純が声をかけた。
「失恋ってこんな感じなんだなぁ…とかさ、どーやったら立ち直れるのかとか、もうわかんないよっ」
架純の前でだけはありのままの自分でいられるから本当に助かる。
少し涙目の私に架純は、うーん、と考えたあと、
「…なんか追い討ちかけるみたいで言いたくないんだけどさ。…本当に相川くんが華と別れた理由って部活の事なのかな?」
「……え?」
友達は私を励まそうとして、カラオケやらスイパラやらに誘ってくれるけど、やっぱり失恋って…
「初めての彼氏だったもんね」
マカロンを一口で頬張りながら、私の親友で唯一の理解者(…少なからず私はそう思ってる)である三条架純が声をかけた。
「失恋ってこんな感じなんだなぁ…とかさ、どーやったら立ち直れるのかとか、もうわかんないよっ」
架純の前でだけはありのままの自分でいられるから本当に助かる。
少し涙目の私に架純は、うーん、と考えたあと、
「…なんか追い討ちかけるみたいで言いたくないんだけどさ。…本当に相川くんが華と別れた理由って部活の事なのかな?」
「……え?」