私を救ってくれたのは君でした。【完】
私の居場所はどこ?
『莉乃。今回のテストはすごく勉強してたのになんで一位じゃないの?』

そんなお母さんの説教にも慣れた。

『ごめんなさい。次は頑張る。』

私はいつもと同じような言葉を返す。

『いつもそれじゃない。莉乃は本当に私の子なのか疑うほど頭が悪いわね。もう親と思わないで。縁切るから』

突然だった。

『え?本気に縁切るの?』

『そうよ。もう関わらないで。』


< 1 / 28 >

この作品をシェア

pagetop