「さよなら」のその先
「えと、な…何年生ですか?」



気まずい雰囲気にしたくなかったため、私は必死に会話を続けさせる。


彼は口を開き、



「…二年。二年A組」



小さく呟いた。



「二年A組って…」




私と同級生だ…。

しかも私はB組だから、隣のクラス…!?




私が驚いている最中に放送が掛かる。



『次は新影~、新影です』

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