独り占めしても、いいですか?

1日目 ーみんなと一緒ー

♡♡♡
凛side



「いや〜、今日の仕事はハードだったね〜。

こんな時は一杯どうだい?みんな」



「ははっ、優希、おじさんくさいよ?」



「いやいや、おじさん度でいえばミクちゃんには敵わないよ〜」



「俺はこう見えてもまだ20代だ!」



「ええ⁉︎」



帰りの車の中、優希、秀也、御厨さんの声だけが飛び交う。



時刻は午後9時半



さすがに遅くなりすぎた。



ホテルに着くのは10時頃か…



俺は1人先に帰らせた日和のことだけが心配だった。



日和を知らない場所で1人にさせたことなんかねえからな…



もともと俺の仕事のせいで連れてくることになったんだ。



危険な目に合わせるわけにはいかねえ。



けど…日和に合わせる顔が…



部屋に入って、どんな顔をしてなんて言えばいいんだよ…くそっ。


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