独り占めしても、いいですか?
チラッとみんなの方を見ると、ファンの人数が更に増していた。
透が走って来た方でも、たくさんの女の子がこっちを見ている。
絶対ファンの子だ。
「透、行かなくていいの?
私、もう疲れたから帰るし、気にしなくていいよ?」
透のことだから、きっと、私がまた困らないように一緒にいてくれてるんだよね。
でも、そんなの、透を待ってる女の子達に申し訳ない。
私はいつでもみんなを独り占めできるけど、ファンの子は今しかないんだもん。
「なら一緒に帰る。
写真は別に頼まれてないし、めんどくさい」
透がわざと、女の子達に背中を向けるように立った。
アイドルとしてそれはどうなの…?
って思うけど、私を優先してくれてるのはちょっぴり嬉しい。
透が走って来た方でも、たくさんの女の子がこっちを見ている。
絶対ファンの子だ。
「透、行かなくていいの?
私、もう疲れたから帰るし、気にしなくていいよ?」
透のことだから、きっと、私がまた困らないように一緒にいてくれてるんだよね。
でも、そんなの、透を待ってる女の子達に申し訳ない。
私はいつでもみんなを独り占めできるけど、ファンの子は今しかないんだもん。
「なら一緒に帰る。
写真は別に頼まれてないし、めんどくさい」
透がわざと、女の子達に背中を向けるように立った。
アイドルとしてそれはどうなの…?
って思うけど、私を優先してくれてるのはちょっぴり嬉しい。