独り占めしても、いいですか?
「だーれー?

私の日和をナンパしちゃってんのは」



「絢香っ…!」



ナイスタイミングで絢香が来てくれた。



女神様の降臨に目を輝かせる。



あれ…素が出てるけど、大丈夫なのかな…?



「えっ、友達って…西原 絢香⁉︎」



目を飛び出させて驚く。



「そーだけど?

あんた、この子が可愛いから誘ってんでしょ?」



絢香が男の子の頭から足までを舐め回すように見た。



「はっ、はい、それも…まぁ、ちょっとは…」



少し照れて頭を触りながら答えた。



「ふーん?

じゃあ、あんたは、この子と自分が釣り合ってる自信があるってことよね?」



「え⁉︎」



絢香、何を言い出すの…⁉︎


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