独り占めしても、いいですか?
「颯斗、ここにいたんだ」



遠くからまたまた別の声が聞こえた。



誰…⁉︎



危機的状況の中、颯爽と現れてくれたのはInfinityの直生君。



その優しそうな顔をみて私は目を輝かせた。



メシア様…!



「直生…」



直生君が来たことで、颯斗兄いの空気が少し軽くなる。



「あれ?Sunlightと…」



直生君が私を見て首を少し傾げた。



「は、初めましてっ、雛咲 日和です」



声が裏返らないように気をつけて挨拶し、90度頭を下げる。



その後で凛達4人も少し頭を下げて『おはようございます』と挨拶をした。



それを見て颯斗兄いが少し拗ねた表情を見せる。



自分には挨拶してくれなかったから…かな?


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