独り占めしても、いいですか?
「直生、くれぐれも、日和に手出すなよ?」



「ふふっ…はいはい。

なんたって颯斗の初恋だもんね」



「ばっ、それは言うなって!」



顔を真っ赤にする颯斗兄いと、面白がってる直生君。



「颯斗兄いの…初恋…」



初恋…



初恋…⁉︎



えっと、え、まって、颯斗兄いの初恋が私⁉︎



つまり、小さい頃私のことが好きだった…てことだよね…?



「私、そんな話知らない…」



いやいや、何言ってるの私…⁉︎



知ってるわけないよ。



聞いてたらそれ告白…


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