独り占めしても、いいですか?
「キャーーー!」



突然ものすごい歓声が上がった。



それにつられてステージに目を向ける。



「みんなー!

今日は来てくれてありがとなー!」



舞台セットから火花が上がるのと同時に、颯斗兄いを先頭にしてInfinityのみんなが現れた。



それを見て一層歓声が凄くなる。



颯斗兄い、なんだかいつもより…すごい…!



「今日のイベント、最後まで楽しんで行ってね」



直生君が前方にいる自分のファンに手を振った。



「ぜってー瞬きすんじゃねーぞ!」



刀馬君が盛り上げるように拳を突き上げる。



「刀馬君、それは無理だよ〜」



樹君がそう言うと、ファンは『樹きゅんかわいいー!』と声を上げた。


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