独り占めしても、いいですか?
いいなぁ…私も花束欲しいなぁ…



そう思っていると…



「ちょっ、日和、颯斗君がこっち見てる!」



「へっ…⁉︎」



絢香に言われて颯斗兄いに視線を向けると、本当にこっちを見ていた。



もしかして…!



フワッ



花束が私の方に大きく円を描きながら落ちてくる。



「えいっ…!」



少し腕を伸ばして、花束が崩れないように気をつけてキャッチした。



颯斗兄いの花束だ…!



私は大きく手を振って、口パクで『ありがとう』と伝える。



颯斗兄いも嬉しそうに笑ってみんなの方に戻っていった。



大盛り上がりのままライブは無事終了。



Infinityのみんながステージ裏に帰っていった。


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