独り占めしても、いいですか?
「日和、今日はありがとね」



急に絢香が優しく話しかけてきた。



いつも元気なイメージだから、ちょっと変な感じ…



まだ体調悪いもんね、大丈夫かな…?



「私もっ、凛の為に力を貸してくれて、ありがとう…!」



絢香が居てくれたから、私もプロデューサーさんにお願いする勇気がもらえた。



私1人だったら、きっと動けずにいた。



「どういたしまして!

……ねえ、ちょっといい?」



「うん…?」



絢香がニヤッとして私を見つめる。



「日和、凛君のことが好きなんじゃない?」



「へっ…⁉︎」


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