独り占めしても、いいですか?
「うん、美味しいよ。

俺は好きかな。

けど、少し喉が渇きそうだから何か飲み物を用意するといいかもしれない」



「なるほど!

それはナイスアイディア!」



「私は…美味しいけど、もう少し甘い方が好きだから…

そういう人向けにチョコチップを混ぜたものがあったりしたら嬉しいかな…!」



「バリエーションを増やすんだね!

やってみる!

ありがとう2人とも!

これ、お礼にあげる!」



私達にクッキーを預けた優ちゃんはサッサとクラスの方へ戻っていった。



いつもなら私にくっついてきそうなのに…



それだけ、優ちゃんも文化祭の準備に一生懸命なんだ。



「それじゃあ、俺は屋台の焼きそばを手伝いに行くから。

日和もクラスの方に行きなよ」



「うんっ」


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