独り占めしても、いいですか?
私が好きな人、私を好きな人
独占欲
朱莉side
「にしてもすごい数だね…
まぁ予想はしてたけどさ」
私達の周辺にできたチョコレートの壁を見渡した。
どこもかしこもチョコチョコチョコ!
こんなに食べたら体の細胞全部チョコになりそう…
「毎年この日は朝から大変だよね。
もう慣れちゃったけど」
秀也がお弁当箱のウインナーを1つ口に入れた。
「てか昼休みは呼び出しとかないわけ?
渡す側からしたら絶好のチャンスだと思うけど」
「そうならないようにチョコレートでバリケードを作ってるんだ」
「そうそう!
『昼休みは対応不可』って張り紙も付けてね!」
「ふーん…」
私は卵焼きに箸を伸ばしてピタッと動きを止めた。
何この茶色い卵焼き…
うわ、もしかしてチョコ…⁉︎
お母さんバレンタインだからってやり過ぎ…
「にしてもすごい数だね…
まぁ予想はしてたけどさ」
私達の周辺にできたチョコレートの壁を見渡した。
どこもかしこもチョコチョコチョコ!
こんなに食べたら体の細胞全部チョコになりそう…
「毎年この日は朝から大変だよね。
もう慣れちゃったけど」
秀也がお弁当箱のウインナーを1つ口に入れた。
「てか昼休みは呼び出しとかないわけ?
渡す側からしたら絶好のチャンスだと思うけど」
「そうならないようにチョコレートでバリケードを作ってるんだ」
「そうそう!
『昼休みは対応不可』って張り紙も付けてね!」
「ふーん…」
私は卵焼きに箸を伸ばしてピタッと動きを止めた。
何この茶色い卵焼き…
うわ、もしかしてチョコ…⁉︎
お母さんバレンタインだからってやり過ぎ…