独り占めしても、いいですか?
渋々ペダルに足をかけたところで
「あっ、忘れてた!」
翼君が声を上げて、服についているポケットをあちこち漁り始めた。
内ポケットから取り出した1枚のメモを開き、中を確認して私に差し出す。
「これ、連絡先です。
暇な時に連絡してくださいね」
そして急にとんだ爆弾を投げ込んできた。
「な⁉︎」
動揺をおもむろに外に出す凛。
凛の強張る顔には気づいてないのか無視しているのか…
翼君はいたってホワーンととしていた。
「あっ、えっと、うん…?」
さすがに受け取らない訳にはいかないし…
凛が掴みかかるんじゃないかとドキドキしながらメモを受け取った。
「あっ、あと、チョコ、ありがとうございました!
俺が渡したチョコも、絶対美味しいからちゃんと食べてくださいね〜」
「は⁉︎」
翼君…おそるべし。
いや、確かに言ってることは間違ってない。
間違ってないんだけど…それじゃ誤解が生まれるよ!!
あまり凛を怒らせないで欲しい…
「あっ、忘れてた!」
翼君が声を上げて、服についているポケットをあちこち漁り始めた。
内ポケットから取り出した1枚のメモを開き、中を確認して私に差し出す。
「これ、連絡先です。
暇な時に連絡してくださいね」
そして急にとんだ爆弾を投げ込んできた。
「な⁉︎」
動揺をおもむろに外に出す凛。
凛の強張る顔には気づいてないのか無視しているのか…
翼君はいたってホワーンととしていた。
「あっ、えっと、うん…?」
さすがに受け取らない訳にはいかないし…
凛が掴みかかるんじゃないかとドキドキしながらメモを受け取った。
「あっ、あと、チョコ、ありがとうございました!
俺が渡したチョコも、絶対美味しいからちゃんと食べてくださいね〜」
「は⁉︎」
翼君…おそるべし。
いや、確かに言ってることは間違ってない。
間違ってないんだけど…それじゃ誤解が生まれるよ!!
あまり凛を怒らせないで欲しい…