独り占めしても、いいですか?
「誰にでも愛想振りまいてるからそういうことになるんだ」
透がチラシに目をやりながら言った。
「透は行かないの?」
「めんどくさい」
うん、私も。
透が来てくれないから私のところに来たのかー。
「頼むよ〜日和!
もうお前しかいないんだ!」
「んー…でも私、ショッピングモールとか人が多いところ苦手だし…」
私、人の視線を集めちゃうみたいで、街中や大通りなんか行くとめちゃくちゃみんなに見られるの。
そういうの、あんまり好きじゃないし…
特に被害はないけど、たまに話しかけてくるタレントの勧誘してくる人とかいるんだよね。
私はどうでもいいけど、よくママが困ってるからあまりいい気はしない。
だから少し苦手。
「姫乃ちゃんを誘ってみたら?
多分喜んで行くと思うよ?」
「えー、姫乃かー…
嫌いじゃねーけど、なんだかなー。
やっぱ透か日和と行きてーよ」
……凛にしては嬉しいことを言ってくれるじゃん。
ちょっとかわいいとか思っちゃったよ。
「仕方ないなぁ、ママに言ってみるね」
「ありがとう!!
行くのはおばさんが連れてってくれるから親はいらねーぜ!
絶対来いよな!」
凛の嬉しそうな顔を見たら、『これはもう断れない…』そう思った。
透がチラシに目をやりながら言った。
「透は行かないの?」
「めんどくさい」
うん、私も。
透が来てくれないから私のところに来たのかー。
「頼むよ〜日和!
もうお前しかいないんだ!」
「んー…でも私、ショッピングモールとか人が多いところ苦手だし…」
私、人の視線を集めちゃうみたいで、街中や大通りなんか行くとめちゃくちゃみんなに見られるの。
そういうの、あんまり好きじゃないし…
特に被害はないけど、たまに話しかけてくるタレントの勧誘してくる人とかいるんだよね。
私はどうでもいいけど、よくママが困ってるからあまりいい気はしない。
だから少し苦手。
「姫乃ちゃんを誘ってみたら?
多分喜んで行くと思うよ?」
「えー、姫乃かー…
嫌いじゃねーけど、なんだかなー。
やっぱ透か日和と行きてーよ」
……凛にしては嬉しいことを言ってくれるじゃん。
ちょっとかわいいとか思っちゃったよ。
「仕方ないなぁ、ママに言ってみるね」
「ありがとう!!
行くのはおばさんが連れてってくれるから親はいらねーぜ!
絶対来いよな!」
凛の嬉しそうな顔を見たら、『これはもう断れない…』そう思った。