独り占めしても、いいですか?
「じゃあ5人で写真撮ろうか。
誰か暇そうな人に声かけて…」
秀ちゃんが携帯を持って、キョロキョロと辺りを見渡した。
「んなのめんどくせーよ。
自撮りでいいだろ、自撮りで」
「そんなこと言ったって、俺、自撮りできないよ?」
秀ちゃんが携帯を手に困り顔。
助けてあげたいけど、私も自撮りは得意じゃないからちょっと…
「凛ちゃんがやればいいんじゃない?
この中じゃ凛ちゃん、1番写真撮るの上手でしょ?」
優ちゃんが秀ちゃんから携帯を受け取って、凛に差し出した。
それを渋々受け取る凛。
「けど俺、左利きだしな…」
そう言いながら、私と繋いでいる手にチラッと目線をやった。
手が使えない…から一旦離せってことかな…?
そう思って手の力を緩めると、逆に離させないようにギュッと握ってきた。
『え?』と思ったけど、何も言わずにフッと凛の横顔を見る。
凛が私の視線に気づいて、チラッと私を見ると、ニヤッと笑ってウインクをした。
誰か暇そうな人に声かけて…」
秀ちゃんが携帯を持って、キョロキョロと辺りを見渡した。
「んなのめんどくせーよ。
自撮りでいいだろ、自撮りで」
「そんなこと言ったって、俺、自撮りできないよ?」
秀ちゃんが携帯を手に困り顔。
助けてあげたいけど、私も自撮りは得意じゃないからちょっと…
「凛ちゃんがやればいいんじゃない?
この中じゃ凛ちゃん、1番写真撮るの上手でしょ?」
優ちゃんが秀ちゃんから携帯を受け取って、凛に差し出した。
それを渋々受け取る凛。
「けど俺、左利きだしな…」
そう言いながら、私と繋いでいる手にチラッと目線をやった。
手が使えない…から一旦離せってことかな…?
そう思って手の力を緩めると、逆に離させないようにギュッと握ってきた。
『え?』と思ったけど、何も言わずにフッと凛の横顔を見る。
凛が私の視線に気づいて、チラッと私を見ると、ニヤッと笑ってウインクをした。