おまえを好きになる予定はねぇ





「おい!帰り道分かんのかよ!?」


優璃は俺の言葉を無視して走り出した。




「っざけんなよ。」




俺はモヤモヤして、足元の石ころを蹴飛ばした。


[ダメだよ!?ヒサくん!石ころさんにも心があるんだよ??蹴ったら痛いじゃん…]

小学生の頃の優璃の言葉を思い出す。

俺、優璃のことしか考えてねぇなー

あ"あ"あ"

俺は走り、叫びたい気持ちを抑え家に帰った。



< 19 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop