親子って?(ママと私・娘と私)
「あ‥ママからメールだ。」
どうせ、今日も遅いのだろうと
察しはついていたが、案の定
晩御飯をまた一人で食べることに
なり、やはり寂しい思いの
晴香だった。
「典子ぉ~。今日は夜あたし一人
だから、一緒に遊ぼうよ。」
「ん?そうなの?いいよぉ。」
典子も両親が共働きで、中学生に
なってからは親からほとんど
干渉されなくなった。
‥というより、無視に近い状態だ。
二人とも、無気力でうつろな目を
している。
ほんとは寂しくて仕方ないのだが
それを受け止めてくれる相手が
どこにもいない。
せめて思いっきりバカをしてみたく
なる時もあるが、どこか中途半端に
終わっている。
だからといって、憂さ晴らしに
「いじめ」に加担するような
気持ちにはならない。
そこが、少しは二人が
救われているところなのかもしれない。
どうせ、今日も遅いのだろうと
察しはついていたが、案の定
晩御飯をまた一人で食べることに
なり、やはり寂しい思いの
晴香だった。
「典子ぉ~。今日は夜あたし一人
だから、一緒に遊ぼうよ。」
「ん?そうなの?いいよぉ。」
典子も両親が共働きで、中学生に
なってからは親からほとんど
干渉されなくなった。
‥というより、無視に近い状態だ。
二人とも、無気力でうつろな目を
している。
ほんとは寂しくて仕方ないのだが
それを受け止めてくれる相手が
どこにもいない。
せめて思いっきりバカをしてみたく
なる時もあるが、どこか中途半端に
終わっている。
だからといって、憂さ晴らしに
「いじめ」に加担するような
気持ちにはならない。
そこが、少しは二人が
救われているところなのかもしれない。