何度でも恋に落ちる
「わーっ!今のは冗談っ!!忘れて!何でもないから!!」
千夏が真っ赤になってブンブンと手を振ると、翼はフッと微笑んだ。
「…ちー、手繋いで帰ろっか」
翼は大きな左手を千夏に差し出す。
千夏は右手の汗をさり気なく服で拭うと、翼の手を握った。
些細な翼の仕草が愛しくて嬉しくて仕方がない。
でも本当は彼の色んな一面を一気に知れて嬉しい反面、少し恐くもある。
一気に燃え上がってしまえば
それが鎮火してしまうのも早い。
だから恐い。
私のいつもの悪い癖が出てしまいそうで…。
千夏が真っ赤になってブンブンと手を振ると、翼はフッと微笑んだ。
「…ちー、手繋いで帰ろっか」
翼は大きな左手を千夏に差し出す。
千夏は右手の汗をさり気なく服で拭うと、翼の手を握った。
些細な翼の仕草が愛しくて嬉しくて仕方がない。
でも本当は彼の色んな一面を一気に知れて嬉しい反面、少し恐くもある。
一気に燃え上がってしまえば
それが鎮火してしまうのも早い。
だから恐い。
私のいつもの悪い癖が出てしまいそうで…。