何度でも恋に落ちる
翼は携帯をテーブルに置くとソファにうずくまっている千夏の頭を撫でる。
「ちーは友達想いだね」
「真弓は親友だもん。…なんで?…あんなに真弓と一緒にいるのに、隼人さんは浮気なんかする必要があったの?」
「ちーはさ、浮気をしない男はいないって聞いた事ない?隼人はそれなんじゃないかな。…俺は、男にだって一途な奴はいると思うけどね」
「翼も浮気するの?」
「俺はしないよ。そんな何人もと付き合える程、器用じゃない。俺はちーがいてくれるだけで満足だよ」
翼が優しく千夏を撫でていると、インターホンが鳴る。
ドアを開くと隼人が立っていた。
翼は隼人を部屋に招き入れると、隼人に珈琲を千夏にココアを淹れテーブルに置いた。
「…で、隼人は何で浮気なんかしたの?」
翼の問い掛けに隼人は俯きながら話し始めた。
「俺はさ、誰かと付き合ってる時は馴れ合いの関係より新鮮な方が好きなんだよ。少しの事で照れたり、気を使い合ったりドキドキしたり。でも真弓とはもうそれがない。…だから他の女に走った」
「でも隼人、誰かと付き合っていればいずれは馴れ合いの関係になるものだよ。ずっと新鮮なままでいられるワケないだろ」
「そうだけどさ。真弓にはもうトキめかないんだよ。真弓の事は好きだけど、今はヤる以外一緒にいて楽しみがない」
隼人がそう呟くと千夏はテーブルを思い切り叩いた。
「新鮮さが好き?ときめかない?ヤる以外楽しみがない?…何自分勝手な事ばかり言ってるのよ!」
「千夏ちゃんもいずれ分かるよ。俺の気持ち」
「わかんないよ!わかりたくもないっ!!」
興奮する千夏の背中をさすると、翼は隼人の顔を見た。
「ちーは友達想いだね」
「真弓は親友だもん。…なんで?…あんなに真弓と一緒にいるのに、隼人さんは浮気なんかする必要があったの?」
「ちーはさ、浮気をしない男はいないって聞いた事ない?隼人はそれなんじゃないかな。…俺は、男にだって一途な奴はいると思うけどね」
「翼も浮気するの?」
「俺はしないよ。そんな何人もと付き合える程、器用じゃない。俺はちーがいてくれるだけで満足だよ」
翼が優しく千夏を撫でていると、インターホンが鳴る。
ドアを開くと隼人が立っていた。
翼は隼人を部屋に招き入れると、隼人に珈琲を千夏にココアを淹れテーブルに置いた。
「…で、隼人は何で浮気なんかしたの?」
翼の問い掛けに隼人は俯きながら話し始めた。
「俺はさ、誰かと付き合ってる時は馴れ合いの関係より新鮮な方が好きなんだよ。少しの事で照れたり、気を使い合ったりドキドキしたり。でも真弓とはもうそれがない。…だから他の女に走った」
「でも隼人、誰かと付き合っていればいずれは馴れ合いの関係になるものだよ。ずっと新鮮なままでいられるワケないだろ」
「そうだけどさ。真弓にはもうトキめかないんだよ。真弓の事は好きだけど、今はヤる以外一緒にいて楽しみがない」
隼人がそう呟くと千夏はテーブルを思い切り叩いた。
「新鮮さが好き?ときめかない?ヤる以外楽しみがない?…何自分勝手な事ばかり言ってるのよ!」
「千夏ちゃんもいずれ分かるよ。俺の気持ち」
「わかんないよ!わかりたくもないっ!!」
興奮する千夏の背中をさすると、翼は隼人の顔を見た。